楽しんでますか

私の思い人へ伝えたいことを書いていくブログです

遠くの人を想う

 

昨日の中秋の名月は、雲も少なくてとてもきれいに見えて

月明かりで眠りました

今日はいい天気の洗濯日和です

 

 

私は、絵を描いたり物を作ったりする才能が残念ながら ない

でも、見たりするのはすきなので美術館や博物館にいったりすることは

たまにある

たまに というのは、気になったものだけの偏ったものだけだから

 

今日まで開催している 企画展「日本画をたのしもう」※の

二つあるワークショップによくばりの私は両方申し込みました

※上杉博物館×綴プロジェクト

 

ひとつは

「「自分だけの見方」で日本画をたのしもう」」

これはナイトツアーで閉館後の夜に開催されたもの

 

講師は 末永幸歩さん

参加者は20名程度の、小学生からご年配の方までさまざまな方々

 

展示作品の説明を受けながら聞くだけかと思っていたら違っていて、

講師の方が選んだ4つの作品のうちの一つを自分で選び、

その鑑賞を深めていくというものでした

 ・・・ちょっと苦手かもだいじょうぶかな とおもいつつ始まりました

選んだ作品名や説明は見えないようになっていて、私は墨だけで描かれた

屏風を選びました

決して絵画に詳しいわけではないので、それが誰が描いたものかは

わかりませんでした

 

同じものを選んだ方とグループになり、講師の誘導のもと

まず個人でじっくり鑑賞し、みなさんの見て感じたことをそれぞれ聞く

そのあと、もしそうではなかったらと別の視点をもって鑑賞する

そしてもう一度グループの方と自分の見方を話し合う

といった感じで進みました

 

最初の印象は

 墨だけで描かれている・おそらく松林・遠くに山が見える

 霧、または靄がかかている・湿度を感じる・さびしい感じ

といったものでした

それを今度は別の視点で考える「もしそうでないとしたら・・・」

 じっくり屏風を右から左から下からと見る角度を変えたり

 墨がもしカラーだったらと考えてたり、秋ではなく 夏だったら

 どうだろうと考えてみた

 

そうしたら、遠くに見える山が 夏の山にみえ、蝉がないているような、

そんな季節を感じてまた絵をみていたら

右隻 第一扇 右下の木の根元とみえるところに、女の人(女官)が

いるように見えてきました

そして遠くの山をみているようにみえました

そんな気持ちでみていたら

左隻 第四扇 左下の木の根元とみえるところに、男の人(殿方)が

いるように見えてきました

男の人は身分が高いのか、敷物に座っていて

山をみているようにみえました

 

そして常日頃遠くにいるあなたのことに思いを馳せている私は

「遠くの山をお互いのことを思いながら眺めているふたり」

という想像というか妄想をしました

なんてロマンチック(笑)

 

そしてこの妄想を同じグループの人に話しました

こんな風にみえたのは私だけでしたけど(そりゃそうだ)

みなさんそれぞれに最初とは違った印象をうけたようでした

 

このワークショップはとても面白く、これから絵などを鑑賞するとき

また別の視点でみるという、私だけの見方ができそうだと思いました

 

どんな風にみえてもいいし、どんな風に感じてもいい

と講師の方は言っていて、自分だけのものの見方でいいといわれると

自分を肯定できたような、気持ちになりました

精神衛生上もいいかもしれません

 

そしてこのロマンチックな私の妄想をあなただけでなく、

このブログの主旨とは違うけれど、いろんな人に感じて欲しいと

ハッシュタグなどつけてみました

 

この記事を見つけてくれた人が、ふたりを見つけられますように

 

 

◇鑑賞作品◇

「松林図屏風」 作 長谷川等伯

  

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